リラックスして心身をリフレッシュする
疲労やストレスを感じた時は、リラックスして心身をリフレッシュしましょう。
毎日仕事に追われている人ほど、疲労やストレスを癒すことが必要です。
しかし、一般に行われているリラックス方法の中には、本当に効果があるものと、逆に弊害があるものがあります。
ここでは、リラックスすることで得られる効果、職場ですぐにできるリラックス方法、弊害があるリラックス方法について解説します。
リラックスは自律神経を整える
リラックスすると疲労やストレスが癒されるのは、リラックスには「自律神経」を整える効果があるからです。
神経系には、昼間の活動や興奮で優位に働く交感神経と、夜間やリラックスした状態で優位に働く副交感神経の2種類があります。
この2種類の神経がバランスよく働くことで、体が正常に機能することになります。
リラックスすると、副交感神経が優位に働き、健康面や精神面に良い効果が得られます。
リラックスすることで得られる効果
- 血流が良くなる
緊張やストレスで硬くなってしまっている筋肉が緩み、血流やリンパが流れやすくなる - デトックス
血流やリンパの流れが活発になると、老廃物が排出されやすくなる - むくみの解消
デトックス効果により、血液中の余分な水分が排出される - 肥満予防
血流が良くなることにより、冷えやむくみが改善し、余分な脂肪がつきにくくなる - 自律神経失調の予防
自律神経の失調を予防し、だるさ、めまい、頭痛、不安、イライラなどの症状を予防できる
このように、リラックスすると心身ともに安定した状態になり、健康的な生活を送ることができるようになります。
現代人は、仕事で過剰なストレスを受けるようになり、交感神経の方が優位になりがちになっています。
交感神経により脳が興奮した状態が続いてしまうと、イライラや不眠、頭痛、肩こりなどの症状が起きてきます。
忙しく働いている現代人こそ、心身の健康に気を配り、意識してリラックスすることが必要です。
職場でできるリラックス方法
仕事で緊張する場面が多い職場は、日常の生活において最もストレスを感じる場所といえます。
ここで、職場で簡単に実践できるリラックス方法について解説します。
腹式呼吸で副交感神経を優位にする
腹式呼吸は副交感神経を優位にする効果があり、周囲の目を気にせずに座ったまま行うことができる優れたリラックス方法です。
呼吸というのはその名の通り、まず息を吐くことが大事で、息を吸うことはその次のことになります。
腹式呼吸は、まず、お腹をへこませるように口からゆっくりと息を十分に吐ききります。
続いて、お腹を膨らませるように鼻で息を吸い込みます。
息を吐くときは、十分に時間をかけてゆっくりゆっくりと吐いていくように神経を集中させてください。
呼吸で大切なのは、息を吐ききることです。
これを10回前後繰り返すと、心身がリラックスできイライラや緊張が次第にほぐれていきます。
意識的に笑顔を作る
嫌なことや辛いこと、落ち込むようなことがあった時は、どうしても表情が暗くなってしまいます。
しかし、必要以上に落ち込んでしまうと「負の連鎖」が起こってしまいます。
意識して笑顔を作ることでその負の連鎖を断ち切るようにすることが効果的です。
笑顔になることで、辛い気持ちが和らぎ徐々に前向きな気持ちになっていくことができます。
昼休憩などで仮眠する
最近、午後の仕事時間中に仮眠することを許可している会社も増えてきています。
人間の生活リズムにおいて、誰でも午後には眠くなる時間があると証明されています。
したがって、午後の仕事時間中に仮眠することを許可する会社が増えてきて、仮眠を取った方が効率が良くなっているということが統計に現れています。
しかし、仕事時間中に仮眠することができない会社も多いでしょうから、昼休憩などで仮眠することをおすすめします。
この仮眠は、短時間でも十分な効果が得られます。
横になる環境がない職場でも椅子に座ったままうつぶせ状態で寝る、または目を閉じてうとうとするだけでも効果が期待できます。
簡単なマッサージをする
緊張やストレスを感じると筋肉が硬くなり、様々な部位に疲れを感じます。
職場で簡単にできるマッサージや体操を取り入れるのも1つの方法です。
- ハンドマッサージ
手の甲を擦った後、指先から付け根に向かって螺旋状に揉みます。
手のひらの中央を親指で押した後、指先を反らせてストレッチする。この時ハンドクリームを刷り込むと効果的です - 耳マッサージ
耳たぶの上の凹みに指を入れて、2、3ミリほど後に軽く引っ張ります - 目の疲れを取るマッサージ
こめかみを3秒~5秒の間押します。続いて目頭を2秒~3秒間押します。目の周りの骨に沿って徐々に軽く指圧するのも良いでしょう - 眼精疲労を取る体操
目玉をゆっくりと上下に動かしたり、ぐるぐる回したりします - 肩こりを解消する体操
交互に肩を上下に動かします。両肩をすくめて5秒間ほどキープします。その後、肩を落とします。
このような座ったままでもできるマッサージや体操を取り入れることによって、リラックス効果や疲労回復効果が期待できます。
疲労やストレスを溜め込まないように、ちょっとした合間を見つけてこまめにリラックス方法を行うようにしましょう。
リラックスの妨げになること
就寝前の飲酒
寝る直前の飲酒は、アルコールを分解するために内臓が活動した状態で寝ることになります。
これは交感神経が優位な状態で睡眠の質が低下してしまいます。
パソコン・スマホの長時間使用
寝る前にパソコンやスマホで動画を見たり、SNSをしたりゲームをしたりする人も多いようですが、これは避けなければいけません。
寝る前にパソコンやスマホを使用すると、波長が短くエネルギーが強いブルーライトを浴びることになります。
ブルーライトは眠りを促すメラトニンというホルモンの放出を妨げます。
これによって睡眠のリズムと体内時計が乱れてしまい、睡眠の質が悪くなってしまいます。
まとめ
- 現代人はストレスを多く受けているので、意識してリラックスする必要があります。
- リラックスすることによって副交感神経が優位になり、心身の健康を保つことができます。
- 職場でストレスを感じたとき、ここで取り上げたリラックス方法を実践してください。
- イライラや緊張がほぐれるので、ストレスを溜め込むということがなくなるでしょう。
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