再び脳梗塞にならないように、ダークチョコレートを食べている
一年前に軽度の脳梗塞に襲われ、4週間入院しました。
退院してから一年になるのですが、まだ、左手の痺れと痙縮があります。
最近暖かくなってきて、左手の麻痺も少しよくなってきそうです。
腕の痺れと痙縮が少し改善している の記事をご覧ください。
チョコレートに含まれるポリフェノールには、血圧を下げる効果がある
チョコレートの血圧を下げる効果や、食べる時の注意点について
チョコレートは血圧を下げるか?
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、血圧を下げる効果があることがわかっています。
一般的に血圧上昇は、血管壁の炎症など血管が狭くなることで発症しますが、カカオポリフェノールには、炎症を軽減させる作用があり、狭くなっていた血管が広がることで血液の流れが改善し、血圧が下がります。
「チョコレート摂取による健康機能に関する実証研究」によると、カカオ分72%のチョコレートを1日25g食べると、一ヶ月後に最高血圧・最低血圧ともに低下したという結果が得られています。
チョコレートを食べ続けていても、肥満度の指標であるBMIや体重に変化は見られなかったけれどけれど、悪玉・善玉コレステロールのバランスを整えることが確認され、動脈硬化の予防にもつながると期待されています。
血圧が改善する適量はどれくらいか?
実証実験で、血圧の改善が確認されたチョコレートの摂取のポイントは以下の通りです。
- 高カカオチョコレート(カカオ分70%以上)
- 1日25g程度
- 4週間以上食べ続ける
また、チョコレートを食べる時は、少しずつ分けて食べるほうが、体内の血中ポリフェノール濃度が安定するといわれています。
そのため、朝、夕の1日2回に分けるなど、食べ方に工夫をするとより効果が期待できるわけです。
注意点はチョコレートのカロリー
血圧が下がる効果が期待できるからといって、チョコレートを大量に食べれば良いというわけではありません。
ヨーロッパでも1日100gのチョコレートを食べる実験が行われましたが、その際にメリットがある事は認められたものの、カロリーが高すぎる点が問題となりました。
市販のチョコレートは、食べ過ぎると糖質やカロリーの過剰摂取につながります。
チョコレートに良い健康効果があるとはいえ、食べ過ぎは肥満などの悪影響をもたらします。
そのため、カカオ70%以上のものや砂糖・糖質ゼロのチョコレートを選び、食べる前後に運動を取り入れるといった対策が必要となります。
規則正しい生活習慣、バランスの取れた食生活、塩分を抑えた食事、適度な運動など、日ごろの生活を見直し、健康な体づくりを行うことが、高血圧などの生活習慣病の予防には大切です。
カカオポリフェノールの効果
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには血圧を下げる作用があります。
血管が炎症などで血管が狭くなると血圧が上がる原因となりますが、カカオポリフェノールが血管の炎症を抑え、血管を広げる作用を持つからです。
血圧を改善するためには、カカオ分70%以上のチョコレートを毎日25g程度、1ヶ月以上食べ続けること。高カカオチョコレートであれば、糖質量も少なく、血糖値を上げにくいため、生活習慣病の予防にも役立ちます。
また、チョコレートは一度に食べるのではなく、1日2回などに分けて食べるほうが効果的です。
血中のポリフェノール濃度が安定するため、より良い効果が期待できます。
便秘を防ぎ、結腸がんの予防効果も
カカオ含有量が高いダークチョコレートには100グラムあたりのポリフェノール量が、りんごや赤ワイン、コーヒーなどと比較しても多く含まれ、強い抗酸化作用があることが報告されています。
「カカオ70%以上のチョコを1日25グラム程度摂取するのがおすすめ」です。
これは、カカオ濃度が上がれば糖質量が少なく、ポリフェノールが多くなるからです。
カカオマスには便秘予防と解消、また結腸がん予防効果がある不溶性食物繊維もたっぷり含まれています。
高血圧、動脈硬化の予防効果も期待できる
カカオによる高血圧予防効果も期待されます。
オランダの研究で慢性疾患を持っていない470人の高齢者について、血圧を測定し、5年後と比較すると、1日2.3グラム以上のカカオを摂取している群は、最もカカオ摂取が少ない群(1日0.36グラム以下)と比べて収縮期・拡張期ともに血圧が低下しました。
中年のドイツ人約2万人近くを約8年間調査した結果でも、血圧が下降する傾向が見られています。
また、チョコレート摂取によって、糖尿病患者であっても善玉コレステロールが上昇するなど血中の脂質改善報告が多くあります。
体内に摂取、蓄積された悪玉LDLコレステロールの酸化も抑制し、動脈硬化などを予防する働きも期待できるのです。
集中力・記憶力・思考力を高め、やる気を導く
体だけでなく、チョコレートは“心”にも影響を与えるといわれています。
カカオに含まれるテオブロミンという成分には集中力・記憶力・思考力を高め、やる気を導く働きがあります。
1枚5グラムのチョコを1日5枚、1カ月間摂取すると、酸化ストレスが低下し、記憶や学習などの認知機能と関連するBDNF(神経細胞の発生や成長などを促進させる神経栄養因子)に良い影響があるという報告がなされています。
ほかにも注目成分は、天然アミノ酸の一つの「GABA(ギャバ)」やマグネシウム。「“幸せホルモン”といわれるセロトニン材料のトリプトファン」が含まれ、更年期に起きがちなだるさ、ストレスなど、つらい症状の軽減が期待できます。
欧州14カ国の調査ではチョコレート摂取量の多い国では殺人が少ないという報告もあります。
カカオマスに向精神作用を持つ物質が含まれているためといわれています。
また、チョコに含まれる糖分も脳へのエネルギー補給になるため、眠気を改善し、意欲的になれる面があります。
カカオポリフェノールを摂取すると、2時間後に血中濃度がピークになり、その後徐々に体外へ排出され、24時間後にはほとんどなくなることが知られているので、1日数回に分けてチョコを取るようにしましょう。
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